(第1093話)チョット中休み エッセイvol.26 ~完全・パーソナリティ別・指導法!?~

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チョット中休み エッセイvol.26 

完全・パーソナリティ別・指導法!?

~短所を活かし、長所を伸ばす!?③~


ダンスの世界が、
カラダの才能がある人のみ、生きていけるモノであったなら、
ワタシなんてとっくの昔に辞めていただろう。
ソレくらい様々な、
身体的コンプレックスを抱えていたってわけなんだけど、
コレってね、
ヒデ君にも同様のことが言えるんだ。
このブログでも何度か“告白”しちゃっているように、
ヒデ君にはダンス的才能は全くナシ。
出会った頃、ホンマ、ビックリしましたもん。
だって、(才能どころか)
腰やらあばらやら脚やらに、
致命的とも言える“ダンス的障害”を抱えていたんだよ。
ソレをある程度矯正してから、
ダンスレッスンにとりかかりましょ、なんて言っていたら、
一生涯ダンスをやる機会なんてなくなっていただろう。

だからと言って、最初の段階から
「えーい、めんどうだ。
外側の格好からなんとかしちゃえ~」
などと、無理矢理なことをやっても、
早々に頭打ちを迎え、
やっぱ(ダンスは)辞めるに至っただろうね。


さて、ジュンコ・メソッドにおいては、

良いダンスのためには、

カラダの再教育が必要


ただし、

カラダの矯正は決して強制してはならない

を大事にしている。

各個人が有しているカラダの弱点や短所は、
かなりの年月がかかってできあがったものが多いため、
(時には先天的なものも)
表面的な突貫工事的に治るもんでもない。
だから、
カラダの再教育・矯正は、
(例えば、正しい肩や骨盤の位置を定めるなど)
最低限必要な知識(解剖学的・生物学etc.)を取り入れながら、
ダンスとは別メニューのエクササイズとして取り組む方が、
効果的と思うんだ。
また、カラダと表裏一体であるココロの部分のケア&矯正も、
施していくことも大切だ。


とココで、
今回の“ヒデ君、突然の飛躍”の話に戻ろう。
この現象は、本人の努力はさることながら、
メソッド成功の現れであるとも、自認している。
その辺りについてお話ししよう。

このメソッドの特徴は

完全・パーソナリティ別・指導法にある。

なんじゃソレ?にお答えを。

それは、

一人ひとりの気質・性格によって、

指導法を変える
ってもん。

ヒデ君に関しても、
かなり彼の個性を重視した指導を行ったという訳なんだ。
さぁて、
具体的にどういう風にやったのか?についてあげてみよう。

まず、
ヒデ君にいろんなことをアレコレ教授するのを、一切、辞めた。

なぜか?
コチラ側にしてみれば
「あ~、アンナことしている! 
コレはアドバイスしておいてあげなきゃ」
という親切心からの“ありがたーい教授”であっても、
ヒデ君自身がホントウに望んでいるものでないと、
全く受け付けないということがわかったからだ。
そう、どんなに重要なアドバイスでも、
本人が欲していない限り、
ありがたいどころか、
単なる“大きなお世話”になっちゃうんだな。

ヒデ君談。
「難しいテクニックのこととか言われても、アカン。
頭がボーッとしてきて、
余計にわからんようになってくる」


ワタシはヒデ君の“先生”という役割を返上し、
彼に対して “押しつけになってしまう可能性のあるモノ”
すべてを撤退したんだ。
だからといって放任主義に徹した訳ではない。
して、
積極的に行ったこと・・・

・ダンスに対する考え方の統一
ジュンコ・メソッドに対する理解も含めてだ。
つまり、ダンスの方向性は常にチェックするようにする。

・一緒に踊る
このときの関係は“先生と生徒”ではない。
だから、気になるとことがあっても、
よほどでない限り、言わない。
ただし、良いときは伝える。
また、質問に対しては答える。

・練習会を利用し、いろんな人と数多く踊る機会を作る
練習会といっても
今回のテーマである、
ジャイブ&クィックの統一アマルガメーションのみを、
ひたすら踊る異色の練習会だ。
一緒に踊る相手は、みんなワタシの生徒さんであるため、
考え方なり目指すものにも統一感がある。
しかも、特に口頭での教え合いをすることもなく、
黙々と踊るのみ。
だから、“良い練習”になる。

・エクササイズのチェック
毎日、どんなことをやっているのかを、さりげなくチェック。
カラダ付きの変化も同時にチェック。
???なときは、正直に伝える。
例えば、
「あれっ?最近、オナカでてきたね」など。
かっこ良くありたいヒデ君としては、
「え?マジぃ?」
ムッチャ気になる。
コレが狙い。
ソコからアドバイスに発展することも。

そして、ココからが最も大きなポイントだ。

短所を活かし、

長所を伸ばす
方向に“教授法”を切り替えた。

ヒデ君の短所とは、
カラダのもつさまざまな “不都合”のトータルなんだけど、
ソレが踊ったときに、
どういう作用を及ぼすかをよーく観察した上で、
「踊るときには、一切、矯正せず。
今のマンマの“自然体”で踊るように
」
させたということなんだ。

まぁ、言えば、
「カラダが『こんな風に動きたい!』
と思う方向にどんどん動いていく」


自分のカラダとの対話がキーだ。

何度も言うようだけど、
このとき、

カラダの矯正については、

無理に考えない
ようにするのがキモ。

(さっきも話したけど)
カラダの矯正は強制せずの方針だ。
矯正は、日々のエクササイズでやれば、それで、OK
踊るときには、
音楽を感じ、相手を感じ、自分を感じて、レッツダンス!
オンリー・ダンスなのだ。

結果・・・

ヒデ君の腰抜けは“促進され”
アバラの開きも“助長され”
フットワークは“めちゃくちゃ”
床の上で踊らず、
ジャイブ&クィックを、
ほとんど、カカトをつかずに踊っているよ。

さぁさぁ。
コレでほっておいて良いのだろうかしらねぇ?
ヒデ君、本人は、ご機嫌で踊っているけれど。

しかし、ワタシには勝算があったのだ・・・


     続く第1094話へ



※Real Junko Voiceはお休みです。



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コメント

  1. かばさん より:
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    ゲーテいわく:
    人に教える者の義務は、
    相手の飲み込むことが出来るだけを
    教えるという点にある。

    だそうです。
    教えるって難しいことですね。
    相手がなにを求めているのか、言っても飲み込めるのか、飲み込めるように砕けて言えるか、など。
    カラダのことになるとさらに難しい。。
  2. ジュンコ より:
    SECRET: 0
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    かばさん

    コメントありがとうございます。

    へぇ~ゲーテがそんなことを・・・
    参考になります。
    教える者の「義務」という言葉が、こたえます。
    ありがとうございます。

    コレからもよろしくお願いしますね。