(第879話)社交ダンス的・プロトコールのススメvol.3 ~社交ダンサーのための“距離感”の教養 ⑨~

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社交ダンス的・プロトコールのススメvol.3 

マナーから見たホールド&アイ・コンタクト

~社交ダンサーのための“距離感”の教養 ⑨~


前回の続きだよ。

③ きちっとしたカタチのキレイなホールド
ここで言うホールドって、
スタンダードにおけるいわゆる“男女が組むカタチ”
としてのホールド、
つまりは、主に腕・手に関するモンだと思ってね。

さて、ホールドって、
お互いのパーソナル・スペースを重なり合わせ、
分かちあって作るものだよね。
というか、無理やりでもソウしないと、
出来上がらないものとも言えるわけ。
と、まぁ、こう考えるだけで、

ダンスのマナーはホールドにアリ!?

とも言えそうなくらい、大事なもんってわかるよね。

しかし、現実はほとんどの場合、
「ホールドの際は、
お互いのパーソナル・スペースを大切に」

なんて話には至らず、
「ダンス・テクニック的に、いかに組むべきか」
に終始しちゃう。
その結果、
ホールドの目指す方向は、
体感重視(しっくり・心地よく組めているか?など)
ではなく、
カタチ重視(コンタクトがズレずにピタッと
キレイに収まっているか?シルエットが美しいか?など)
に、偏りがちになってしまうんよね。

パーソナル・スペースとは、

「自分が快適に感じる個人空間」ともいえるもの。
そのスペースの中では、
どんなにカタチのキレイなホールドであっても、
体感がNGなら、意味を成さない・・・
と、思い直して欲しいんだ。
見た目は良くても、男女どちらか一方でも
『ウーン、心地悪いな』なホールドになった時点で、
マナーとしても、やはりNGなんだな。

キレイなカタチと相手に対する体感、
両方バンザイ!なホールドは、
残念ながら、
ナカナカお目にかかれないものなんだよね。
それほどに、ホールドの概念は難しいといえる。
(このブログでも何度も取り上げてきたが
・・・やっぱ、ムズカシイテーマよね)

極端な話、ホールドって
「ヨッシャ、キレイなカタチを作るぞ」
とした途端に・・・もうアウト!
お互いの、カタチとカタチをつなぎ合わせても、
結局は相容れることがなく、
ビジュアル的にはOKで、
ダンス機能的にもソコソコOKであっても、
パーソナル・スペースという“次元”においては、

“問題アリ!”なホールドが多いのではと思うわけ。

「そんなこと、言われたって。
ジャ、どうすればいいの?」
って方への提言。
具体的なアイデアなりは、
このブログの中でも多く取り上げているが、
意識として大切なのは、
ホールドの完成を決して急がないこと、だ。
チョイ大げさに言うなら、

ダンス人生の限り、

ホールドは進化し続けるべき!!


今のホールドに満足しちゃうことなく、
もっとイイホールドがあるはず・・・
と、コトあるごとに思い直し、
精進なさってはいかがでしょう!?

④ アイ・コンタクト
人は、自分のパーソナル・スペースを侵され、
くつろいだ気分になれないと、
視線を外すことでそれを解消しようとするものなんだ。
例えば、
エレベーターの中で、人と一緒になったとき
満員電車の中・・
覚えがあるんじゃないかな。
それゆえ、
例えばルンバなどを踊っている際の

アイ・コンタクトには難しい

ものがあるんだ。

「踊っている相手が
全くコッチを見てくれないから、嫌な思いをした」
と言う人もいるだろうが、 
「一緒に踊っている相手から、
ジーッと見られてものすごく圧迫感を感じた」
と言う人もいるだろう。

「見て欲しい」
というタイプの人や
「見られると、踊りにくい」
タイプの人など
個人差があるのも、
パーソナル・スペースの違いからやってくるものだ
という知識が必要だ。

ただし、
アイ・コンタクトというテクニック自体、
ダンス・テクニックの中での優先順位から見ても、
必要性は低い。 
というより、
(アイコン・テクを)

正しく、効果的に使える人が

非常に少ない


のが現状だ。
踊っている際の“眼球操作”は難しいものであるため、
「相手を見なきゃ」
と思った時点で、
自らのダンスを犠牲にしてしまう結果に
なっていることのほうが多いからだ。
ゆえに、全く無理してスル必要はない! 
ということを覚えておいて欲しい。

今、自分が一緒に踊っている人と、
どういうアイ・コンタクトを持てばベストか、
を察することも含め、
さまざまなダンス力がモノになるにしたがって、
自然なアイ・コンタクト・テクニックが、
できるようになってくるモンでもある。
(実は“眼球操作”は“インナーマッスル操作”
深く関わりのあるモノ。
ゆえに、非常に高度なものでもあるんだ)

マナーとしてのアイ・コンタクトとしては、
ボディ・コンタクトと
同じようなモノだと考えてみて欲しい。
つまり、

丁寧に・配慮をもって、だ。

「目を見て!」
と、相手に強要しないことは、モチロンだ。

また、相手のパーソナル・スペース内での
強いアイ・コンタクトは、
ラブラブ光線!?との
“誤解”を招く場合もあるので要注意!だ。


     続く第880話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.68 ~ いじめられっこ!? ~

ベテランさんは、50歳後半くらいの女性。
細面の美人ですが、ドコとなく厳しそうです。
競技会の司会のキャリアは、なんと、20年もあるそうです。
 
彼女は、ワタシを横に座らせてこう言いました。
「しばらくは、私がやるわ。
その間にやり方を覚えてちょうだい」

え、見て、覚えろって!?
もう、本番でしょ!?
そんなバカな。
 
オマケに、彼女が、
「ここまでは、私がやる」
と指差したのは、アマチュア下位クラスの1・2次予選のみ!?

「簡単だから。
番号を間違わないように読み上げればそれでいいのよ」
と、なぜか不敵な笑顔。

指導は特になさそうです。
もちろんマニュアルのようなものも、一切なし。

ものすごいストレスです。
逃げ出したい。

「あのぉ、ワタシにできるでしょうか?
初めてなんですけれども」

ワタシの心配そうな声に、彼女は少々イラだったようです。
急に怖い顔つきになり、
「『できるでしょうか?』じゃない。
や・る・の」

そんな・・・いじめみたいじゃないですか!?
どうしようもない気持ちになってきました。
本当に泣きそうです。
でも、容赦はありません。
競技会は今にも始まろうとしています。

エーイ、やけくそだ。

ワタシはたまたまカバンに入れていた、
ハガキ大のメモ帳とボールペンを取り出しました。

そして・・・



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コメント

  1. 梅吉 より:
    SECRET: 0
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    初めまして,アメーバにて拝見している方のブログにランキングボタンがあり、1位を取られる方のブログとはどの様なものなのかと拝見しにきて、ハマってしまいました。私と社交ダンスの出会いは、22年前出向先の会社の人と飲みに行って、(本社には社交ダンス部がありました)殆どの方が踊っていて、当時踊れなかったのが寂しく、5年後本社勤務に戻った折、社交ダンス教室に入ったのですが、三ヵ月後転職の為辞め、その後14年間ダンスとは無縁でしたが、スポーツジムのイントラさんと行ったサルサバーでサルサを体験しサルサに嵌る事4年、その先生が社交ダンスを主に指導されている事から、社交ダンスを再開し、諸事情で先生は変わったり、私が京都で仕事をする様になり、ペアの方と離れたり、仕事の多忙からのストレスで挫けそうな事がありましたが、今京都のダンススクールで三年目を迎えている者です。
    ブログの構成も素晴らしい物ですが、記事中の解説の解り易く、読んでいてイメージ化できる内容で、昨晩一気に50話程遡って読んでしまいました。この記事のアイコンタクトも一時期…今はパートナーになって頂いた方により変えています。長いコメントになり申し訳ありません。これからは、社交ダンスのバイブルと思い拝見させて頂きます。
  2. ジュンコ より:
    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    梅吉さん

    はじめまして。
    コメントありがとうございます。

    ダンス再開、三年目・・
    楽しい頃ではないでしょうか。
    新たな目をもって取り組んでみられると
    面白いですよ。
    ソウ、ダンスには、色々な面がありますもの。
    サルサの体験も活きてくるでしょうね。

    このブログも参考になれば、うれしいです。

    これからもどうぞよろしくお願いいたしますね。