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・・・さて、ここからは昨日のチャチャチャのレッスン話の続き。
Q「なぜホールドをさせないで、
向い合って両手をつないだ格好のままで踊らせるのですか?」
先「良い質問ね。実は初心の頃だけではなく、
結構長い期間、ホールドはさせないわ。
なぜって、
ホールドは二人の共有部分でしょ、
だから、
お互い直接に影響を与えあってしまう・・・。
日頃慣れない動作ばかりをするわけだから、
最初の頃はステップするたびに、カラダにブレがあったり、
無駄な運動があって当然。
もちろんこれは踊っていくうちに矯正されていくものなんだけど、
直す過程に個人差があるから、
その期間、お互い変な影響を与えあわないように、
距離感を置いて関わってもらうための配慮なの」
Q「すごく、深い意味がありそうですね」
先「そうなの。だって、男女が至近距離で組むわけでしょ。
しかも男性の右手は女性の“ワキの下”なんていう、
デリケートゾーンに侵入するわけで・・・。
平気を装っても、カラダはそれなりの反応をしているわ。
だから、いきなり近過ぎるところで、カラダを無理やり組まそうとすると、
刺激が強すぎる。
だからカラダは意識的にその刺激をはねのけようとして、
結果、“不感症”になっちゃう。
これが困ったものなのよ」
Q「不感症? なんか、わかるような・・・」
先「お互いがまっすぐに向かい合わない、カラダがよじれる、
男性の右肩が上がる、頭の位置が変になる・・
これも、その“不感症”の症状の現れ。
早い段階で、
ホールドという仕組みの中に縛られて、ついてしまったカラダの癖
なのよ」
Q「え?ってことは、スタンダードのホールドも同じですか?」
先「エエ、もちろん。スタンダードのほうがもっと手ごわいわ。
なぜって、初心の頃からカタチを作らせてしまいやすいんですもの。
ホールドが、
ダンス人生一生の課題になってしまう人も、
多くいるかもしれないわ。
スタンダードのホールドの話はまた、オイオイね」
Q「わかりました。
次に、最初に教えるのがなぜタイムステップか?なんですが。
カウント「1」を体感するのに良いステップといわれましたけど・・・。
先「そうなの。
あなたはチャチャチャをカウントするとき、どういう風に言っているの?」
Q「2・3・4&1」か「2・3・チャチャ・1」かな?
先「音楽は1・2・3・4って鳴っているのに?なぜ2から言うの?」
Q「な、なぜって、そう習ったもんですから・・・。間違いですか?」
先「間違いというわけではないけれど、初心者にソウ教えると、
結構難しいものに感じるはずなの。
難しいから、外す人も多くなる。
だからまずは、
音楽そのままに、
『1・2・3・4』ってカウントできるようになるのが大切なのよ。
それで、『1』の場所がすんなりわかれば、
『2』の場所も分かるようになってくるわ」
Q「ということは、
『1・2・3・4&』『1・2・3・チャチャ』
ですか?なんか変・・・」
先「最初からそう習ったら、変じゃなかったはずよ。
まず『1』の場所が簡単に見つけられるようになってからだと、
『2』の位置がとても分かりやすくて自然にステップできるようになってくるわ。
だから、タイムステップっていいのよ。
スタートが『1』だから」
Q「へぇー、ひょっとしてルンバも同じ?
「2・3・4・1」より、
「1・2・3・4」というカウントの取り方のほうが良いのですか?」
先「そう。音楽は『1・2・3・4』と鳴っているからね。
そのナチュラルなまま『1・2・3・4』と感じながら踊る習慣をつけるのね。
そしたら、『1』をタメる感じもだんだんわかってくるようになるわ。
それに『1・2・3・4』となっている音楽を『2・3・4・1』と、
情報処理し直すなんてこと自体、本来難しいこと。
それで、無意識のうちに緊張してしまうことが実は多いの」
緊張するから、余計に音楽を外す・・・。
Q「うーん、わかるけど、私なんかもう初心者じゃないから、
矯正がかえって難しいんでしょうね」
先「そうね。今までに付いた習慣で踊っているものだからね。
ヨウは初心者の頃、どんな習慣をつけるかによって、
後々にすごく大きな差が出るってわけ」
Q「もう少し質問続けて、いいですか?
次は音楽のことなんですけど・・・」
続く 第39話へ
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(第38話) 楽しくなる チャチャチャ入門Ⅲ
レッスン

コメント
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ジュンコ先生こんにちは。ベルリンのサルサルサです。
競技ダンス部のお話、いつも良いところで「つづく」ですね(笑)。だから次の日も読んじゃいますけど。
カウントのお話は、サルサだとon1かon2かってことと関係がありますか。こちらの社交ダンス教室でon2サルサを習えそうになったのですが、頓挫してしました。
ルンバ、チャチャチャのカウントですが、私がベルリンで習っている社交ダンス教室では、1はサイド、その後クイッククイックスローって教わりました。こういう教え方もありですか。
質問ばかりで申し訳ないのですが、「おもちゃのチャチャチャ」ってチャチャチャなんですよね。あれも1で(おもちゃの・・の「お」で)左足を前に出していいような感じですが、この解釈、正しいですか。すみません、全くの素人なもんで・・。
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salsalsaさん
こんにちは
まず、サルサON1、ON2との関連ですが、サルサでは1から踊ることをON1、2から踊ることをON2と呼んで、どちらでもいいととされているようですね。その教室によってどちらを教えるかがあるようです。
社交ダンスでは、ルンバ・チャチャチャのほとんどのステップが2からのステップで、それは決まりであって変化させることはできません。
その中で、タイムステップは1からスタートで男性が右足サイドから、というステップなのです。
また教え方としては、クイック・クイック・スローというやり方もあります。ゆっくり、ゆっくり、早く・・スピードのようなものを体感してほしいときに、1234と合わせて教える場合があります。
おもちゃのチャチャチャは実は原曲を知らないため、チャチャチャの演奏としてわかりやすいものかどうかは控えさせていただきますが、もし踊るのならば、1で右足サイドから始めます。(男性のタイムステップ)
左足前進のカウントは2ですね。
簡単な説明で、恐れ入ります・・・。
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ジュンコ先生、ご丁寧な解説有り難うございます!
サルサのon1/on2はその通りで、クラブ等ではこれまでon1が主流でしたが最近on2が流行り始めていると言うことを聞いています。
「タイムステップ」って、何となく分かりました。ドイツ語世界でのレッスンでしたので、その言葉、初めて聞いたんですよね。
「おもちゃのチャチャチャ」は、チャチャチャを、シャセー?に合わせるには、右足サイドを省略してすぐに左足が出るのかなと思ったのですが、全く的外れなことを想像してようです。音楽も苦手なんでごめんなさい。
さて大学競技ダンス部でのお話、今日はどうなるんでしょうか。早く読みたいです!!!
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salsalsaさん
参考にしていただけてよかったです。
サルサのON2も、慣れないと難しいですね。
ボディ使いの基礎練習としてサルサを教えることもありますが、ON1でサイドからという変形・超簡単バージョンにしています。
ダンスは結局は何でもアリ!!その人にとってわかりやすく楽しければ…とも思っています。
いつも、読んでくださってありがとう!